高校生活 と 場面緘黙 | さいんぽすと★3人の子供から学ぶ、ぱすてるママの子育て情報発信!

高校生活 と 場面緘黙

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昨年の4月。

場面緘黙症の次男も中学生になったということで、日々の何気ない出来事を簡単に綴っていこうかなと思います。

なーんて、書いておきながら、全然 更新してません。。
そーいや、自宅でやれそうな認知行動療法の本でも読んでみようかな?とか言ってなかったっけ? よくわからないうちに、1年すぎてますけど・・。

今年4月になり、長男が高校生になったのをキッカケに私もパートから正社員へと働き方を変えました。

4月は入学式やら懇談会、授業参観、個人面談と学校行事も忙しい季節。私も社員となり拘束時間も増え、長男の給食ライフが弁当ライフに代わり(T_T)
毎日がバタバタです。

そして5月に入り運動会シーズン到来です。高校生はじめての定期試験もはじまります。
どんどん時間は流れていきます。。

さて、長男が高校生となり、母子ともに生活が一変しましたが。
高校って何かが違う?! のでしょうか。


【緘黙のAくん】
学校生活がはじまって2週間ほどたったある日、夕方 学校帰りの長男から電話がかかってきました。

長男:今日、びっくりしたことがあったんだけどー!
 母:どうしたの?

長男:学校帰りに、Aくんに会って一緒に帰ってきたんだ。
   Aくん、普通に喋ってるんだー!
 母:えっ、マジで?

そうなのです。Aくんは長男の幼稚園のときの友達なのですが。ちょっと変わった子です。
きっと、ASDなんだよね。それでも、幼稚園のときはAくんもまだ普通に話してた。

小学生になり口数がへってきて、放課後 近所の仲良しの子たちとは 普通に話すし一緒に遊んでたようだけど。

学校では一切話さない。

だからと言って、本人的には一人でいることは苦ではない様子とのこと。
そんなAくんをみて、彼の母が「うちの子ももしかして、場面緘黙なのかな?」と話していました。

うちの長男とも小学生のときは、たまにお互いの家で遊ぶこともあり。
遊んだ翌日、長男が学校でAくんに話しかけると、まったく話さない。
というか、呼び止められていることも全く気付いていない様子・・。
学校にいくと、周りが遮断されてしまうかのようでした。

中学生になり、相変わらず学校ではほとんど話しません。
Aくん曰く、学校の子とは考え方が合わないようで? 
彼の発言がみんなに理解してもらえなかったり、おもしろい独特な発想が馬鹿にされたりしたことがあったのかもしれません?

Aくんが母に「学校では話さない」と、当時は言っていたように思います。

そんなAくんだったから、高校の帰り道で普通に話しかけてきた姿をみて
長男は、それはもうビックリして 私に電話までかけてきたのでした(笑)

へぇ~、Aくん良かったねー!!!
私もとても嬉しかった。

だって、もしかしたら うちの緘黙次男も高校生になったら
何かが変わるかもしれないじゃん?!

だけど、うちの次男と違うのはAくんの場合は
学校でも必要なときは、最低限のことは話していたこと。

そして、「自分で学校では話さない。」と決めていたこと。(緘黙児あるある)

去年の今頃・・
中学入学をキッカケに、うちの次男も学校で話すようにならないかしら?
なんて、淡い期待を描いていましたが、次男もこの春から中2になりました。

現在の次男も、安定的に話しません!
良くも悪くも、次男の中では安定的な学校生活を送っています。行き渋りもありません。

そんな次男をみて。
悪い意味でもなく焦りでもなく「もう、中学の間は話さないだろうな」と母の中では思っています。

が、しかし。
相変わらず、フォートナイトの大好きな次男は。
ゲームを一緒にするネット友達とは、パソコンごしにお大声で話しております。

学校では一言も発しない次男の唯一の交流の場です。

そんなネッ友たちとは、ゲーム以外のときにも普通に雑談もしているようです。


【緘黙のBくん】
長男と同じ中学から同じ高校へ進んだBくん。
彼もいわゆる発達凸凹くん。

うちの長男が一緒にいてくれると安心と、あえてと長男と同じ高校に進学を決めました。
彼もどちらかというと寡黙で、あまり話しません。

Bくんの母が、「うちも緘黙なのかな?」と話していました。

が。緊張すると言葉がでないとか、話すのが苦手という感じで
うちの次男のようにまったく話さないわけではありません。

私からみるに「やや緘黙の傾向があるのかな?」といった感じでしょうか。

そんなBくんですが、長男と同じ高校に進み
長男とお隣りの席の配慮をもらい、高校生活スタートです。

そんなある日、長男が「高校でBくんにも友達できたよ。」とつい先日話しておりました。
グループ行動を共にしたうちの一人と仲良くなったようです。長男と話していないときは、その子と話しをしているようです。

うちの長男はといえば、小さい頃から多弁なADHDなので比較的新しい場所でも友達はできるようです。

そして、Bくんの母が
Bくんも高校生になり「最近、少し自分からやらないとという意識が芽生えてきたように思う」と話していました。

みんな高校生になると、何かが変わるのでしょうかね?

心身の成長とともに、電車通学になったりバイトをはじめたり、似たようなレベルの子たちとの学校生活となり、ただ近所にいた色んなレベルの 色んなタイプの子たちと過ごす義務教育と違う世界の中で、なにかが変わるのかな~?

高校生活、開口一番。
うちの長男が放った言葉。
「オレと似たような成績 かオレよりバカな奴がいっぱいいて、安心したー!」

母、苦笑いです。

でも、確かに。
長男のいうように、みんな似たりよったりのレベルなので。
必要以上に劣等感を感じなくてすむというか、「俺ってそんなにダメじゃない」と自信がもてることも増えるのでしょうね。

特に、発達凸凹さんには色んなプレッシャーから解放されることもあるのかもしれませんね?


2年後、うちの次男は話せるようになるのでしょうか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
           
     

コメントを残す

*