部活をはじめて一ヶ月がたった。 母に半強制的に勧められ入部した運動部。
先週は、朝練が2回、走り込みが3回。 予定表をみながら、「嫌だー!!!」と叫んでいたものの なんとか行っている。
休日の部活も朝練も、はじめは苦戦したものの。 なんとか、「行かなければいけない」という意識は出てきたように思う。 先日、部活帰りの次男の顔をみた父親が、「部活、頑張ってるじゃないか〜」と。 「顔つきが変わってきた」 と言っていた。。
苦戦 其の一
5/3 GWの真ん中の部活。
入部のときに、「GWは部活休んでもいいよ。」と母はいった。
GWの前日の朝。出がけに、念をおす。
「自分で顧問に欠席連絡をしてくれば、GWは休んでもいいよ。
話すことが難しければ、手紙で渡してもいいよ。
休み連絡してこれなければ、責任とってきちんと部活にいってね。」
やはり、休みの連絡はしてこなかった。
部活前日の夜。
次男:「明日は、絶対、行かない!」といっている。
母 :休み連絡したの?
次男:してない。
母 :だったら行きなよ。
翌朝、たたき起こすが。一向に行く気配なし。
もともと朝は弱いけれど。。
休み連絡いれてないんでしょ?
部活に行けと強引に起こしても、身体に力をいれて抵抗している。
ケツをたたき、無理やり身体を引きずり起こすが、かなりの力で抵抗してくる。 (髄分、力が強くなったなぁ・・。本気をだしたら母は勝てないだろうな。)
ここまで抵抗するのは珍しい。
⇨ 「GWは休んでもいいよ。」って言ったじゃん・・!? そんときは、自分で休み連絡しろなんて言われてない! 気持ちが切替えられないのだろうか?
発達凸凹さんは、気持ちの切替えが下手なので。
急に予定が変わると気持ちが切替えられず 受け入れられなかったり、先生に「やりなさい」と言われたことは、律儀すぎるほど守らないといけない思ったり、難しいところがある。
次男は派手に手をやくほどではないが、やっぱり気持ちの切替えは苦手な傾向にあるのだ。
納得いかないことを受け入れるまでに、時間がかかる。
身体を固くして起きないと、今までにない力で抵抗してきた。
「中学生なんだから、母からは連絡しない。
母、何度もいったハズだよ。『休んでもいいけど、自分で連絡してね』と。
自分で連絡してこれなかったのなら、責任とって部活にいきな!」
母、激怒。
中学生男子なんで、本気で振り払えば 母より力はあるのだろうけど。 やや観念というか、連絡してこなかったのは自分だからか? しばらくすると、起き上がって遅刻して出かけていった。
以前なら、遅刻したら、体育館100週。
でも、
・顧問が変わったせいか?
・一年生のはじめての休日の部活だからか?
・次男だからか大目に見てくれたのか?
遅刻のバツはなし。
「怒られたか?」と聞くと、
「寝坊したの?」と顧問に聞かれ「うん」と頷いて済んだようだ。
遅刻はしたけど、次男頑張って行った。
こんなこと。中学生なんだし当たり前のことだし。普通だったら、甘いんだけど。まずは、できたことを褒める。
その当たり前のことが、未だ身についていない次男にとっては、今が学習の時期なんだと思う。 人より遅れても一歩一歩、成長の階段を登ってほしい。
特性持ちってこともあるのだろうけど。 緘黙による、幼少期のコミュニケーション不足っていうのが、地味にこういうところに遅れをきたしてる気がする。
兄のときの話から GW 一年生は大半休みかと思ったら、今年は まぁまぁ部活にきたらしい。いやいやながら入部させた運動部。最初のGWくらいは休ませてあげてもいいかな。とも思ったけれど。
無理矢理でも部活にいかせてよかったな。 次、休むときは、これに凝りて自分で連絡できる勇気をもってほしい。
はじめての朝練
朝の苦手な次男は、なかなか起きない。 (発達の子は朝が弱い)
行きたくもないし、朝は苦手だし、身体もねぼけて動かないしでクズグズしているうちに、遅刻して出ていく。
初めての朝練。学校につくと、遅れていったもので、「どこにカバンを置いていいのかわからない。」と教室だの体育館だのをうろうろ探しまわっているうちに、結局 時間がなくなり朝練に参加していないのだという。。
え゛っ。ありえない。
せっかく、早起きしていったのに怒られておわりか!?
一言 「カバンどこに置けばいいですか?」と聞ければ、サボりにはならなかったんだよね。。
結局。その日は、朝練自体を忘れた一年生も数名いて、みんな一緒に怒られたそーだ。
みんなで怒られるのも、いい経験だ。と思ったものの。
みんなで怒られれば怖くない。
本人からしたら、「朝練サボれてラッキー」くらい。にしか思っていなかった。。
2回目の朝練 やっぱり遅刻!?
2回目の朝練は、ギリギリに滑り込むが 正門が空いてない。
兄いわく、たまに、こーゆーことがあるらしい。
そこに居合わせた、バド部の一年生3人で裏門から入ることになったそうな。
話せないながらも、ちゃんとみんなと行動をともにしているらしく安心した。
結局、勝手のわからない一年生は全員遅刻したとのこと。
朝練、3度目の正直
3回目の朝練。失敗を繰り返し、そろそろ勝手がわかってきたか?
「朝だよ。起きてきな。」と声をかけると、「うん」と力強く頷く。
意思は感じた。
で、も。 起きれなーい!
はっぱをかけて なんとか送り出す。
3回目の朝練にして、はじめてセーフ!
欠席連絡
6月は中間テストということもあって、昨日の土曜日は塾のテスト前講習と部活が重なった。
「自分できちんと先生に連絡いれれば、部活休んでもいいよ」と言う。
すると、先週 メインの顧問は木曜まで修学旅行中で、サブの優しいじーちゃん先生しかいない。
「次男、チャンスじゃん!?」と兄。
「メインの先生がいなければ、難癖つけられなくて休めるよ!」との兄に背中をおされ。
次男、じーちゃん先生に「土曜日、休みます」(理由は言わず・・・) と言ったらしー!
ほんとに、言えたのか!? ⇨ 母、心の中で小躍りする(笑)
言えてなかったら、土曜日に顧問から連絡がくるだろう。
再度、次男に聞いてみる。
母 :ちゃんと、休み連絡 メインの顧問に伝わってる?
次男:じーちゃん先生に言ったし、隣にいたもう一人の新しい顧問も聞いていたハズだし、ノートにも書いた。完璧だ!
他のヤツだって、突然休むとかいって休んでるし。
あの二人は、優しいからメイン顧問がいなければ 休み放題だ!
ある意味、バカにしている発言なんだけど。(先生すみません・・)
母的には、「苦しいツライ、大変な部活」だけじゃなく、そんなところもあってもいいのかな?とも思う。
先生が怖くて萎縮するより、「あの二人の顧問なら、休むの楽勝」って感じるところが 言いやすさ自信につながったのかもしれない。
メイン顧問以外は、みんな優しいというか、ゆるい先生らしい。
二人のゆるい先生は、一人は引退後のおじぃちゃん先生でサポート先生。
もう一人は、今年から新任できた先生で、支援級の担当という前情報があり「次男の理解を得やすいのでは?」と母の期待もあった先生だ。
蓋を開けたら、先生一年目だそーで 支援級の先生としての経験はなかったのだが・・。まぁ、優しいならいいか。
土曜日。顧問から無断欠席の電話はこなかった。 なんとか、伝わっているようだ。
次男、失敗を繰り返しながら、少しずつ成長している。
緘黙の双子
先日、学校のコーディネーターの先生と話す機会があった。
そこで、聞いた話。
今の2年生にも、緘黙の双子の兄弟がいるそうだ。
一人は運動部に入っていて、もう一人は何も入っていない。
運動部に入ってる子のほうが、先日 授業で少し声をだして発表していて、帰宅部の子は、声は出せなかった。運動部の子のほうが、意識的にもしっかりしてきてる気がすると、先生。
母: へ〜、そーなんですかー。 (やっぱ部活、やらせて良かったなー。)
たしかにね。 運動をやらせると脳が活性化されるというのは研究結果で出ているので、ADHDの子なんか、事前に運動させると集中力が増すとかよく本に書いてあったりする。
今後も色々、あるだろーけど。
まずまず、部活をはじめて良かった気がする。
何もやらないよりかは、なにかやったほうがいい。
失敗を恐れて行動しなければ、何も変わらない。失敗したら、やり直せばいい。
部活をやっていなかったら、一目散に帰宅してゲームばかりする日々。ゲームが悪とは言わないけれど、部活を通じて 良くも悪くも感情がゆさぶられることは、コミュニケーション不足の次男にとってはすべてが経験となると思う。